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2006年7月 4日 (火)

ワイヤーカット放電加工-1

以前ワイヤーカットの事に興味があるとコメントいただきましたので、しばらく説明をします。

基本はワイヤー線に電流を流して加工物に接触する前にスパークする原理を利用してワイヤー線径より少し広い溝幅で溶かしながら加工する方法です。

今日はワイヤー線についてです。

一般的に良く使われてるのは真鍮線です。これは、真鍮と亜鉛などを混ぜたものでメーカーにより多少は違いますが、大体良く似た性質を持っています。特徴として、工作機械メーカーはこの真鍮線を基本に加工データーを取っているので条件出しに困ると言った事が少ないです。あとは一番普及しているので、価格、納期面でも優れています。(最近の銅価格の高騰で価格面は少し疑問ですが・・・)

次は特殊合金線です。これは真鍮線に別の成分を添加したもので、真鍮線より加工速度を上げたい時に使う事が多いです。中には線の引っ張り強度を格段に上げている物があるので、加工が困難な時にも使えます。価格はかなり高くなりますし納期も標準品であれば問題ないのですが、受注生産品は2週間位掛かります。

次はコーティング線です。これは真鍮線に亜鉛や銀などの層を外周にコーティングした物です。これも真鍮線より加工速度を上げたい時に使うのですが、コーティングが剥がれて機械によってはガイドの穴が塞がってしまい使い物にならない時もあります。現在はコーティングの剥がれにくいものがあるんですが、個人的にはコーティングはやはりコーティングなんだと思います。あと、真鍮線では加工物に真鍮付着で黄色っぽくなる事がありますが、それを誤魔化すことも出来ます。価格と納期は特殊合金線と同じです。

他には芯にピアノ線を使いまわりを真鍮などでコーティングしたものや、タングステンを使った物など特殊なものもあります。大体が引っ張り強度を持たせたもので、加工速度向上加工精度向上などのために作られたものです。

まー坊の知るところではこれくらいなんですが、他にも色々とあるかも知れません。

今日はこれ位で終わります。

次回は写真を載せるようにします。

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